【11月15日 AFP】米サウスカロライナ州は14日、殺人罪3件で有罪となったスティーブン・ブライアント死刑囚(44)に対し、銃殺による死刑を執行した。銃殺刑は同州で今年3件目。

ブライアント死刑囚は2004年に3人を殺害し、被害者の一人の血で壁に「捕まえられるものなら捕まえてみろ」というメッセージを残した。

サウスカロライナ州矯正局(SCDC)によると、ブライアント死刑囚は州都コロンビアの刑務所で銃殺隊3人によって処刑され、午後6時5分(日本時間15日午前8時5分)に死亡が確認された。

サウスカロライナ州は今年、殺人犯3人に対し銃殺刑を執行した。米国での銃殺刑は2010年以来、15年ぶり。

米最高裁が1976年に死刑を復活させて以来、死刑の大部分は薬物注射によって執行されている。

SCDCは死刑執行前、ブライアント死刑囚を金属製の椅子に拘束し、頭にフードをかぶせると説明。約5メートル離れた壁にある長方形の開口部から、有志3人から成る銃殺隊が刑を執行すると補足した。

3丁のライフル銃すべてに実弾を装填(そうてん)し、「照準」は死刑囚の心臓に定めるという。

米国では今年これまでに43件の死刑が執行された。

執行件数が最も多いのはフロリダ州で16件。次いでテキサス州とアラバマ州がそれぞれ5件となっている。

今年執行された死刑のうち、35件は薬物注射、3件は銃殺、5件は窒素吸入(窒素ガスをフェースマスクに注入して死刑囚を窒息死させる方法)により執行された。

窒素吸入による死刑執行は、国連の専門家によって残虐かつ非人道的だと非難されている。

死刑は全米50州のうち23州で廃止、カリフォルニア、オレゴン、ペンシルベニアの3州では執行が一時停止されている。

ドナルド・トランプ大統領は死刑を支持しており、就任初日に「特に凶悪な犯罪」に対する死刑適用の拡大を求めた。(c)AFP