異常気象が多発 世界のワイン生産量が3年連続で「低水準」に
このニュースをシェア
【11月17日 CGTN Japanese】国際ブドウ・ワイン機関(OIV)は11月12日、2025年の世界のワイン生産量はわずかに増加したものの、異常気象の多発などにより、生産量が3年連続で平均を下回る見込みと発表しました。気候変動と消費習慣の変化により、世界のワイン生産量は減少し続けるとの予測です。
同機関の初歩的な見積もりによると、2025年の世界のワイン生産量は約232億リットルで、2024年比で3%増ですが、依然として平均を下回ります。2024年の世界のワイン生産量は1961年以降での最低水準でした。
欧州連合(EU)域内のワイン生産量は世界の60%を占めます。OIVの発表によると、フランスの2025年のワイン生産量は1957年以降の最低となり、スペインは30年来の最低水準に落ち込みます。イタリアはほぼ正常な水準に回復し、一部の中欧と東南欧諸国では生産量がやや増加します。北半球のその他の地域では、世界第4位のワイン生産国である米国の生産量は前年比3%増の見込みです。南半球のワイン生産量は前年比7%増ですが、依然として平均を5%下回ります。うち南アフリカ、オーストラリア、ニュージーランド、ブラジルでは生産量が回復した一方、チリでは熱波と水不足などにより生産量が大幅に減少する見込みです。
OIVのジョン・バーカー事務局長は、過去3年間のワイン生産量の減少について、主な原因は南北両半球で気候変動が進行し、一部地域が高温と干ばつに見舞われた後に豪雨や予期せぬ霜に見舞われたためだと指摘しました。バーカー事務局長はまた、「実際にこのような影響を3年連続で目の当たりにすることは、とても驚きだ」と述べました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News