中国アリ・Temuが「超低価格」攻勢…韓国の対中オンライン貿易赤字、過去最大
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【11月13日 KOREA WAVE】中国発の超低価格オンライン直購(直接購入)が急増し、韓国の対中オンライン貿易赤字が2025年7~9月期(第3四半期)に1兆1637億ウォンに達した。四半期としては初めて2期連続で赤字が1兆ウォンを超え、過去最大の水準を記録した。
アリ・エクスプレスやTemuなど、中国の大手EC(電子商取引)プラットフォームの猛攻が続く一方で、韓国から中国へのオンライン直接販売(いわゆる「逆直購」)は過去6年間で79%近く減少し、オンライン輸出の低迷が固定化されつつある。
国家データ庁が11月3日に発表した「2025年9月オンラインショッピング動向」によると、今年第3四半期の中国からのオンライン直購は前年比19.9%増の1兆4141億ウォンで、全海外直購(2兆1224億ウォン)のうち66%を占めた。これは第2四半期の1兆4660億ウォンに次ぐ過去2番目の規模である。
一方、同期間に韓国から中国へのオンライン直接販売は2503億ウォンで、前年同期比で11.6%(約330億ウォン)減少した。
この結果、第3四半期の韓国の対中オンラインショッピングによる貿易収支は1兆1637億ウォンの赤字となり、前年同期比で赤字幅が大きく拡大した。両国間のオンライン取引規模の格差は5.7倍に達した。
2020年の同時期には韓国側が1兆4573億ウォンを販売し、1兆1868億ウォンの黒字を計上していたが、それ以降は下落の一途をたどった。2021年には8353億ウォン、2022年には2636億ウォン、2023年には3171億ウォン、そして今年は2503億ウォンにまで落ち込み、6年間で78.9%の減少となった。
中国製品の直購急増の背景には、アリ・エクスプレスやTemuといった中国系EC企業の韓国市場進出がある。彼らは「超低価格+送料無料」という戦略に加え、大規模なマーケティングで韓国市場を席巻している。
調査会社ワイズアプリ・リテールによれば、2024年のカード決済推定額はアリ・エクスプレスが3兆6897億ウォン、Temuが6002億ウォンで、両社を合わせると4兆2899億ウォンに上る。
韓国貿易協会国際貿易通商研究院の報告書では「中国のEC企業は大規模な赤字を抱えながらも市場シェアを優先し、超低価格戦略でシェア確保を狙っている。今後もしばらくこの戦略は継続される見込みだ」としている。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News