「本当の家族のもとへ帰りたい」…韓国・16年育てた養子、実親に再会後に「縁切り」望む
発信地:韓国
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韓国・北朝鮮
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【11月12日 KOREA WAVE】16年前に親養子として迎え入れた息子から「実の両親の元へ戻りたい」と求められた韓国の夫婦が、10月30日に放送されたYTNラジオの番組「チョ・インソプ弁護士の相談所」で切実な悩みを訴えた。
52歳の男性と妻は長年、子宝に恵まれず、男児を養子に迎えた。親養子とは法的に実親との関係を完全に断ち、養親の実子と同等の地位を得る制度。もちろん、実親も同意した。
だが、今年の春、息子は偶然自分が養子であることを知り、自力で実の両親を探し出した。その後、口数が減り、誕生日にも家に戻らないなど態度が目に見えて変わった。そしてついに「本当の家族に戻りたい」と言った。
実親側も「一時も忘れたことはない」「今は経済的にも安定している」として息子を引き取る意向を示した。
男性は「毎晩悩んでいる。息子を手放すことを考えるだけで胸が引き裂かれそうだ。しかし、子どもが望むのなら送り出すべきかもしれないとも思う」と揺れ動いている。
だが、ことはそう簡単ではない。チョン・ウニョン弁護士は「親養子は非常に厳格な審査を経て成立する。取り消しは虐待や重大な犯罪、情緒的断絶などに限り認められる傾向がある」と説明。「子どもの意思を尊重したい」という理由だけで認められるとは限らないのだ。
また、取り消されると最初から養子ではなかったとみなされ、戸籍上の記録も抹消される。相続権なども失われる。チョン弁護士は「すぐ取り消しが認められる可能性は低い。時間をかけて話し合うべきだ」と助言した。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News