気候変動に対応 南南協力ハイレベルフォーラムがブラジルで開催
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【11月14日 CGTN Japanese】気候変動に対応する南南協力ハイレベルフォーラムが11月10日、ブラジルで開催されました。このフォーラムは「国連気候変動枠組条約」第30回締約国会議(COP30)の「中国コーナー」と呼ばれるシリーズ会議の一つです。フォーラムの目的は、気候変動に対応するため、グローバルサウス諸国の共通認識を固め、「一帯一路」の枠組みにおける南南協力を深め、グリーンで低炭素な現代化プロセスを共に推進し、持続可能な発展の新たな道筋を模索することです。
中国生態環境部の黄潤秋部長はあいさつで、「中国は気候変動対策における南南協力を常に推進し、他の発展途上国と手を携えて気候の課題に共同で取り組み、グリーン発展の成果を共有することに尽力してきた。これまでに、中国は発展途上国43カ国と55件の気候変動の南南協力文書に署名した」と紹介しました。
フォーラムに参加したゲストは、グリーンの未来を共に築くこと、南南協力によるグローバル気候ガバナンスへの貢献、南南協力が主導するグリーンで低炭素な転換協力などについて議論を展開し、「クリーン・クックストーブ・フラッグシップ・プロジェクト」(発展途上国で従来の非効率な調理器具=クックストーブを改良型に置き換え炭素排出を削減する試み)を正式に始動しました。
フォーラムに出席したファン・デル・ハイデン国連児童基金(ユニセフ)事務局次長は、「中国が気候変動対策で発揮しているリーダーシップは、グローバルサウスのすべての国が中国の長期的に蓄積された経験と専門知識から恩恵を受け、南南協力を通じてこれらの経験を世界の他の国や地域に伝え、世界各国や地域の子どもを気候変動の影響から守ることを確保している」と強調しました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News