ヨルダン川西岸併合計画は「越えてはならない一線」 マクロン氏
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【11月12日 AFP】フランスのエマニュエル・マクロン大統領は11日、イスラエルによるパレスチナ自治区ヨルダン川西岸の併合計画は「越えてはならない一線」であり、欧州の反発を招くだろうと警告した。
マクロン氏は、パリを訪問したパレスチナ自治政府(PA)のマフムード・アッバス議長との共同記者会見で、イスラエルによるヨルダン川西岸の併合計画に反対を表明。
「部分的または全面的な併合計画は、合法的なものであれ事実上のものであれ、越えてはならない一線であり、欧州のパートナーと共に断固として対応する」「入植者による暴力と入植地建設の加速はエスカレートしており、ヨルダン川西岸の安定を脅かし、国際法違反に当たる」と述べた。
パレスチナ保健省によると、ガザ紛争開始以来、ヨルダン川西岸で武装勢力の戦闘員を含むパレスチナ人少なくとも1002人がイスラエルの軍または入植者によって殺害された。
イスラエルの公式統計によると、同期間にヨルダン川西岸で、兵士を含むイスラエル人43人がパレスチナ人によって殺害された。(c)AFP