タリバン政権、COP30招待なしに失望 「気候変動の影響大きい」
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【11月10日 AFP】タリバン政権は9日、アフガニスタンが気候変動の影響を最も受けやすい国の一つであるにもかかわらず、国連気候変動枠組み条約第30回締約国会議(COP30)に招待されなかったことに失望を表明した。COP30は10日、ブラジルで開幕する。
アフガニスタンの国家環境対策庁(NEPA)は、「気候変動に最も脆弱な国の一つであるにもかかわらず、アフガニスタンはCOP30に公式に招待されていない」とし、「深い懸念を表明する」との声明を発表した。
タリバン政権は昨年、COP29に代表団を派遣したが、交渉に直接関与する当事者としてではなく、開催国アゼルバイジャンの「ゲスト」としての参加だった。現在、タリバン政権を承認しているのはロシアのみ。
2021年に政権を奪還したタリバンは、外交的孤立が国際的な気候会議への参加を妨げるべきではないとの考えを示している。NEPAは声明で「この会議に参加する権利からアフガニスタン国民を排除することは、気候正義、国際協力、人間の連帯の原則に反する」と訴えた。
専門家によると、アフガニスタンの温室効果ガス排出量は世界全体の約0.06%にすぎないが、気候変動の影響を最も受けやすい国の一つとなっている。
国連は4月、アフガニスタンが2020~25年に繰り返し干ばつに見舞われ、一部地域では地下水位が最大30メートル低下したと報告している。(c)AFP