【11月8日 AFP】米オレゴン州の連邦地裁は7日、ドナルド・トランプ大統領による同州ポートランドへの州兵派遣を「違法」と判断し、恒久的に阻止するよう命じた。国内の都市への州兵派遣を進めるトランプ氏にとって、法的な挫折となった。

共和党のトランプ氏は今年、民主党が主導するロサンゼルス、首都ワシントン、メンフィスに州兵を派遣したが、ポートランドとシカゴへの派遣の試みは裁判所で争われている。

トランプ氏はポートランドを「戦争で荒廃した」、あるいは「暴力犯罪に満ちた」と繰り返し形容し、州兵派遣の正当性を主張してきた。

しかし、トランプが任命した連邦地裁のカリン・イマーグット判事は、ポートランドでの移民取り締まりに対する抗議活動が、州兵のオレゴン派遣を正当化する反乱に相当するという政権の主張を退けた。

トランプ氏が2024年の大統領選挙戦の目玉として掲げ、推進する大規模な移民の取り締まりによって引き起こされた抗議活動は、国内の一部で不安を引き起こしている。

だが、イマーグット判事は、大規模な暴力や重大な財産被害、または移民・税関執行局(ICE)職員が職務を遂行するのを妨げる抗議者の行動の証拠はなく、現地の状況は緊急権限の使用を正当化しないとした。

トランプ政権は7日の判決に対して上訴する可能性があり、最終的には最高裁に持ち込まれる可能性がある。(c)AFP