【11月8日 AFP】米国のドナルド・トランプ大統領は7日、ハンガリーのオルバン・ビクトル首相と会談し、ハンガリーへのロシア産石油とガス購入に関する制裁の1年間の免除を認めた。

トランプ氏は10月、ウクライナ紛争を終わらせようとしないロシアのウラジーミル・プーチン大統領に業を煮やし、同国の石油大手2社に対して制裁を発動した。

他の欧州諸国にはロシア産石油の購入停止を求めてきたトランプ氏だが、オルバン氏はトランプ氏の大統領再就任後初のホワイトハウス訪問で、特別待遇を要請した。

両者が互いを称賛する友好的な会談の中、トランプ氏は内陸国のハンガリーがロシアの石油とガスに依存せざるを得ないパイプラインに頼っているとし、免除を検討していると述べた。

ハンガリーのシーヤールトー・ペーテル外務貿易相は会談後、米政府が石油とガスに対する制裁から「完全かつ無制限の免除」を与えたと述べた。

一方でホワイトハウス関係者はAFPに対し、免除は1年間のみだと明かしている。またハンガリーが米国の液化天然ガス(LNG)を約6億ドル(約920億円)分購入することで合意したという。

オルバン首相は米ロ両政府と緊密な関係を維持しており、ロシアのウクライナ侵攻に対する圧力では、欧州連合(EU)の方針にしばしば反してきた。

ホワイトハウスでオルバン氏は、ロシアのエネルギーがハンガリーにとって不可欠であると主張し、「パイプラインはイデオロギーや政治の問題ではなく、港がないという物理的な現実の問題だ」と述べた。(c)AFP