【三里河中国経済観察】輸入博が示す中国の「開放の確実性」
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【11月12日 CNS】「中国はすでに世界第2位の消費市場であり輸入市場でもある。国家レベルの国際輸入博覧会を継続的に開催し、世界に市場を開放し続けているのは中国だけだ」。習近平(Xi Jinping)国家主席は最近、アジア太平洋経済協力会議(APEC)最高経営者(CEO)サミットに寄せた書面演説で、この「唯一」という言葉を用い、中国が一貫して高水準の対外開放を拡大しようとする決意と責任を示した。
2018年に第1回中国国際輸入博覧会(輸入博、CIIE)が開幕してから今年で8回目。黄浦江のほとりでは、中国が世界に約束した「開放」の理念が着実に実践されている。国家会展センター(上海)では、各入口に国旗や各国の旗がはためき、花が咲き誇る。開放は中国式現代化を象徴する明確な印だ。輸入博の継続開催こそが、その「確実性」を示す最良の証しといえる。
「中国の開放の扉は決して閉じない。むしろ、ますます広く開かれていく」。これは習近平主席が第1回輸入博開幕式で述べた言葉であり、今も耳に残る。外部環境に波風が立とうとも、この開放の祭典は一度も欠かすことなく続けられ、中国の開放への意志は揺るがなかった。習近平主席の言葉を借りれば、「中国経済は小さな池ではなく大海だ。暴風雨は小さな池をひっくり返すことはできても、大海を覆すことはできない」。
輸入博の拡大の歩みは、中国の巨大な市場が世界にとっていかに大きなチャンスであるかを示してきた。「中国の開放拡大は、中国発展のうねりを生み出すと同時に、世界経済にも新たな活力をもたらしている」。習近平主席が第4回輸入博開幕式で語ったこの言葉は、まさに「共に成長する」という本質を表している。過去7回の輸入博での累計成約額は5000億米ドル(約円)を超えた。第8回輸入博には155の国と地域、国際機関が参加し、出展企業は4108社、展示面積は43万平方メートルを超え、過去最大規模となった。
今回の博覧会では、461項目の新製品・新技術・新サービスが発表され、米国企業は7年連続で最大の出展面積を占めている。世界のフォーチュン500企業(Fortune 500)や業界リーダー企業も290社が出展した。これらの数字は、中国の超大規模市場が持つ強力な吸引力を示すと同時に、国際社会が中国経済に寄せる確かな信頼を物語っている。輸入博は「世界の商品を買う」ための貿易プラットフォームにとどまらず、「世界を潤す」価値へと進化し、世界に向けた新たな機会の窓を開いている。
第8回輸入博には、「一帯一路(Bely and Road)」共同建設国123か国から企業が出展し、前年比23.1%増加した。最貧国からの出展企業も163社に達し、前年比23.5%増となった。このプラットフォームを通じて、ネパールのカシミヤ、エチオピアのコーヒー、ルワンダの唐辛子などが中国の家庭に広く浸透し、人気商品となった。ペルーの職人ママニ氏は、自作のアルパカぬいぐるみを中国市場に販売し、200以上の家庭の貧困脱却を支援するなど、生活を一変させた。
現在、中国の対外開放の深さと広さはさらに拡大している。外資参入のネガティブリストは29項目にまで縮小され、製造業では「ゼロ」となった。中国は制度的な開放を通じて、より多くの外資・外企(外国企業)を引きつけている。輸入博などの開放プラットフォームを活用し、中国は世界と結ぶ橋を築いた。「十四五」期間中、中国の世界経済への貢献率はおよそ30%を維持しており、名実ともに「成長の機関車」となっている。
今後5年間、中国はこれまで以上に対外開放を重視する。「十五五」計画の提案では、「高水準の対外開放の拡大」をより重要な位置に据え、開放を止めない戦略的な姿勢を明確に示した。第1回から第8回まで、輸入博の歩みの一つひとつには、中国が世界と発展の機会を分かち合うという初心が刻まれている。
「私たちは開放によって発展の課題を解き、開放によって協力の力を集め、開放によって革新を促し、開放によって共に豊かさを実現する。経済のグローバル化を前進させ、各国の発展力を高め、発展の成果をより多く、より公平に各国の人びとに届けなければならない」。これは、習近平主席が第5回輸入博開幕式で述べた言葉だ。
輸入博は中国だけの独奏ではなく、世界各国が奏でる「大合唱」である。黄浦江の「四つ葉のクローバー」形の会場から世界各地の協力ネットワークまで、貿易の相互利益から制度面での深い連携に至るまで、この「唯一の」国家レベルの国際輸入博覧会は、単なる展示会の枠を超え、世界が共有する国際的な公共財となっている。百年に一度の大変動が加速する国際情勢の中で、中国は自国の高品質な発展という確実性で、世界の不確実性に対応し、制度的な開放を通じて世界経済の成長エネルギーを呼び覚ましている。(c)CNS-三里河中国経済観察/JCM/AFPBB News