ヘンリー王子、米移住にもかかわらず「英国人であることに誇り」
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【11月6日 AFP】米カリフォルニア州在住のヘンリー英王子(41)は5日、9日の英戦没者追悼式典を前に、英国人であることへの揺るぎない誇りを表明し、退役軍人を忘れないよう英国民に呼び掛けた。
アフガニスタンに2度派兵されたヘンリー王子は、現在は国外で暮らしているが、「英国は今もこれからも、私が誇りを持って仕えた国だ。私は英国のために戦った」と述べました。
さらに、英国の愛している点をいくつか例示した。
「(軍駐屯地の食堂での)軽口の応酬、クラブハウス、パブ、(スポーツスタジアムの)観客席。ばかげているように聞こえるかもしれないが、これらが私たちを英国人たらしめている」「これらは当然のことだと考えている。大好きだ」と述べた。
チャールズ国王の次男であるヘンリー王子は、5年前に妻メーガン妃と共に王室の公務を退いて以来、家族とは疎遠になっている。
ヘンリー王子は自身の米国事務所を通じて発表した文章の中で、軍隊にいた間、「想像し得る限り最も過酷な状況下で、勇気と思いやり」を目の当たりにしたと述べた。
「しかし同時に、(国のために)すべてをささげた人々が、退役した途端、いとも簡単に忘れ去られてしまうことも目の当たりにした」として、退役軍人の家を訪ね、お茶かビールを一杯飲みながら彼らの話を聞き、「彼らの奉仕が今なお重要であることを思い出してほしい」と英国民に呼び掛けた。(c)AFP