人文交流と協力が「上海協力機構」の大家族にパワーを・中国
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【11月10日 People’s Daily】中国とロシアの主導で2001年に設立された「上海協力機構(SCO)」は絶えず発展し拡大を続け、現在では世界で最も広大な面積と最多の人口を擁する総合的な地域機構となり、国際問題において日増しに建設的で重要な役割を果たしている。
中国は昨年7月にSCOの議長国を引き継いで以來、100以上の議長国活動を完了した。多分野にわたり、SCO加盟国が団結と相互信頼を増進し、相互学習を強化し、互恵とウィンウィンの実現を推進してきた。
SCOは一貫して「女性の発展」を重要な協力方向と位置づけ、ジェンダー平等の維持、女性の権利保護、女性のエンパワーメント強化などの面で、一連の実践的な施策を講じ、女性の国家建設と社会発展への参加の奨励と支援で、重要な貢献を果たしてきた。
カザフスタンの首都アスタナで17年6月に開催された「上海協力機構サミット」で習近平(Xi Jinping)主席が「SCO女性フォーラム」を中国が主催すると表明した。そして18年以降、フォーラムは5回成功裏に開催されている。
近年では「SCO女性リーダーフォーラム」や「女性の視点から見たSCO」「国際シンポジウム」などの関連活動も相次いで展開されている。SCOの枠組み内での女性に関する人文交流は、絶えず新たなハイライトが現れ続け、さらに緊密な「上海協力機構運命共同体」の構築の推進のため、より多くの「女性の力」が貢献している。多くの女性専門家や学者がSCOの研究に携わり、実務的な姿勢で機構の発展を推進している。
不確実性が増す国際及び地域情勢の下で、「SCO大家族」の女性たちは積極的に協力を提唱し、各国の利益の一致点を見出すことに尽力している。機構の発展と拡大に伴い、女性学者や実務者は、常に開放と包容の精神を堅持し、「SCO大家族」の建設に知恵と力を注ぎ込んでいる。
人文交流と協力の実践は「上海協力機構」の民意基盤と社会基盤を固め、絶えず「SCO大家族」に力を与えている。「上海協力機構」の創設メンバー国として、中国は一貫して女性や青少年交流を含む各分野の人文交流活動を重視し、積極的に支援してきた。
近年、中国は「SCO加盟国芸術祭」「SCOメディア・シンクタンクフォーラム」「SCO職業技能競技大会」などの活動を成功裏に主催し、「上海協力機構」の人的な絆を緊密化することに力を尽くしてきた。今年の輪番議長国として、中国は実効的で効率的な行動を通じて、SCO加盟国間の「ハード・コネクト(インフラ等の物理的連結)」「ソフト・コネクト(制度・政策の連携)」、「ハート(心)・コネクト(民心の連帯)」を促進し、この地域と世界の人びとに実質的で確かな福祉をもたらそうとしている。近頃「SCO政党フォーラム」「SCO加盟国メディア協力フォーラム」などが相次いで開催され、各方面の協力強化に向けた合意形成がさらに進められた。
未来に向けて「上海協力機構」は、交流と相互学習を強化し、人びとの心の通い合いを促進し、教育、女性、文化、シンクタンク、メディア、観光など人文分野での協力を深化させ、手を携えてより緊密な「上海協力機構運命共同体」を構築し、共にユーラシア大陸の美しい未来を創造するために、強力な原動力を注ぎ込むことが求められている。(c)People’s Daily /AFPBB News