白人男性至上主義者によるヘイトクライム裁判、拘禁刑を求刑 スウェーデン
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【11月5日 AFP】スウェーデン検察は4日、、ヘイトクライム(憎悪犯罪)と移民(在留外国人)への暴行の罪で起訴された4人の男のうち3人について、拘禁4年6月を求刑した。この事件は、白人至上主義者がフィットネスクラブで結束する傾向が強まっていることを浮き彫りにしている。
被告4人は全員が20代で、「アクティブクラブ」のメンバーだった。アクティブクラブとは、ジムで集まり、白人至上主義と女性蔑視のイデオロギーを推進することを目的とした、緩やかなつながりのグループだ。
4人は8月27日深夜すぎ、ストックホルム中心部で移民を暴行した罪に問われている。
グスタフ・アンダーソン検事はストックホルム地方裁判所で、「外国出身の人々が無作為に選ばれ」、襲撃の対象となり、被告の何人かは「ナチス式敬礼を行い、その様子が監視カメラに捉えられていた」と述べた。
被害者の一人は公判初日、「彼らは自分が何をしているのか分かっているようだった。キックボクシングか何かを練習していて、人を傷つけるためにトレーニングをしているかのようだった」と涙ながらに証言した。
検察によると、4人はまず黒人男性の顔を傘で殴りつけ、人種差別的な言葉を叫んだ。その後、シリア出身の男性を襲撃し、地面に押し倒して意識を失うまで頭を蹴り続けた。
4人のうち3人はさらに、地下鉄の車内で男性を暴行したという。
スウェーデンのメディアによると、検察は3回目の暴行に加わらなかった4人目の男に対しては、より寛大な判決を求めた。
被告らは、防犯カメラに映っていた最後の地下鉄車内での暴行を除き、起訴事実を否認し、正当防衛だったと主張している。
判決期日はまだ決まっていない。
スウェーデン暴力的過激主義防止センターが公表した文書によると、アクティブクラブのメンバーは「暴力を通して男らしさを取り戻し、体力を向上させ、他の男性たちと強い同胞愛を育み、互いに支え合うことを望んでいる」という。
スウェーデンの人種差別監視団体エクスポによると、彼らはジムの外で、移民、フェミニスト、ユダヤ人、性的少数者(LGBT)らに対して暴力を振るうことを奨励されている。
スウェーデンの情報機関SAPOは、暴力団や極右団体に引かれる若者が過激化するリスクについて警告している。(c)AFP