【11月4日 AFP】ペルー政府は3日、2022年12月に罷免され、反逆容疑で拘束されたペドロ・カスティジョ大統領(当時)の政権で首相を務めたベッツィー・チャベス氏にメキシコが亡命を認めたとして、同国との外交関係を断絶したと発表した。

ペルーのウーゴ・デ・セラ外相は記者会見で、「ベッツィー・チャベス元首相がメキシコ大使館の公邸で亡命を認められると知り、驚きと深い遺憾の意をもって受け止めている」と述べた。

その上で、「この非友好的な行為を受け、また同国の現職および前職の大統領がペルーの内政に干渉してきた度重なる事例を考慮し、ペルー政府は本日、メキシコとの外交関係を断絶することを決定した」と説明した。

カスティジョ元大統領は22年12月、罷免決議の採決に先立ち国会の解散を宣言したが、国会は直後に罷免を可決。警察に拘束された。チャベス氏も共謀の疑いで訴追されており、両者に裁判は3月に始まった。

カスティジョ氏は罷免以降、勾留が続いているが、チャベス氏は保釈されていた。

ペルーとメキシコの関係は、カスティジョ氏の失脚をきっかけに急速に悪化。メキシコがカスティジョ氏の妻子の亡命を認めた際、ペルー政府はメキシコ大使を追放した。

また、メキシコのアンドレス・マヌエル・ロペスオブラドール前大統領がカスティジョ氏を支持する発言を行ったことを受け、後任のディナ・ボルアルテ元大統領は駐メキシコ・ペルー大使を一時召還していた。(c)AFP