【11月1日 AFP】イスラエル占領下のパレスチナ自治区ヨルダン川西岸の町シルワドで10月31日、15歳の少年の葬儀が行われ、多くのパレスチナ人が参列した。少年は夜間、イスラエル軍に射殺された。

約200人の参列者が、パレスチナの旗に包まれたヤメン・ハメドさんの遺体を担ぎながら、混雑した通りを進んだ。

パレスチナ保健省は31日早朝、「ヤメン・サメド・ユセフ・ハメドが…ラマラ北東のシルワドで、占領軍の銃弾により死亡した」と発表した。

AFPが事件についてイスラエル軍に確認ところ、軍はシルワドでの作戦中に「爆発物と疑われる燃える物体を持ったテロリストを確認した」と述べ、「確認後、兵士たちが発砲し、テロリストを排除した」と付け加えた。

少年の父親のユセフ・ハメドさんは、息子が最後の瞬間に喜びに満ちていたとAFPに語った。「直前まで、息子は家で私たちと一緒にいて、幸せそうに遊んでいた」と話し、「普段、出かけるときはただ『バイ、行ってきます』と言うだけだが、今回は兄弟、母親、みんな一人一人に別れを告げた…まるで今回は何かを感じ取ったか、神が彼に啓示を与えたかのようだった」と振り返った。「彼はみんなに別れを告げてから出かけたが、戻ってこなかった」

1967年からイスラエルが占領しているヨルダン川西岸での暴力は、2023年10月7日のイスラム組織ハマスの攻撃がガザ戦争を引き起こして以来、急増している。

パレスチナ保健省によると、ガザでの戦争が始まって以来、ヨルダン川西岸では少なくとも996人のパレスチナ人(戦闘員を含む)がイスラエル軍か入植者によって殺害されている。

同期間中、イスラエルの公式統計によると、43人のイスラエル人(兵士を含む)がパレスチナ人の攻撃で殺害されている。(c)AFP