【11月2日 CGTN Japanese】アジア太平洋経済協力(APEC)第32回非公式首脳会議が10月31日~11日1日に韓国で開催されます。APECのエドゥアルド・ペドロサ事務局長は、韓国・慶州で中国中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ/CMG)の単独インタビューに応じ、中国式現代化の発展の成果を高く評価しました。ペドロサ事務局長は、「中国はAPECの枠組みにおいて重要な主導的役割を果たし、地域ひいては世界全体のより高度な繁栄の実現促進に取り組んでいる」と述べました。

ペドロサ事務局長はまた、「中国はAPECに加盟して以来、常に積極的に関与してきた。加盟当初は自国の改革の推進が中心的な関心事だったが、その後はAPECの枠組み内でより重要な主導的役割を発揮し始め、地域ひいては世界のより高度な繁栄の推進に焦点を当てるようになっている」と述べた上で、2014年に中国がAPEC会議を主催した際、「APECアジア太平洋自由貿易圏実現の推進に向けたロードマップ」を提唱し、相互連結の青写真を発表したことにも言及し、これらの動きは「地域の発展にとって重要な意義を持つ」と述べました。

また、APECの開催に合わせて、CMG傘下のCGTNがAPECの15の加盟メンバーの人々を対象に行ったアンケート調査では、回答者はAPECが加盟経済体(国と地域)の質の高い発展を促進する上での役割を積極的に評価し、中国が普遍的かつ包容的な経済のグローバル化とアジア太平洋の一体化プロセスについて打ち出した理念と貢献を高く評価しました。

アンケート調査では、APECが加盟経済体の発展を促す効果についての回答の上位5位までは、「アジア太平洋地域のイノベーションと科学技術の発展を促進」「グローバル経済ガバナンスの重要な課題についての立場を調整して共通認識を結集」「アジア太平洋地域の人の交流と文化の往来を促進」「一国主義と保護主義に反対して多国間貿易システムを支持」「世界的な課題に対応」で、回答者の7割超が認めました。

国際通貨基金(IMF)の最新の「世界経済見通し」によれば、アジア太平洋地域は依然として世界の経済成長の主要なエンジンであり、今年と来年の2年間の成長への貢献率は約6割です。調査では、回答者の83.2%がアジア太平洋一体化の将来に自信を持っているとの考えを示し、回答者の87%はアジア太平洋諸国がより積極的な姿勢で科学技術の交流と協力を推進し、手を携えて開放的、公平、公正、非差別的な科学技術の発展環境を構築すべきだとの考えを示しました。回答者の84.6%は、アジア太平洋諸国は多国間主義と経済のグローバル化を堅持して開放型経済と地域協力の枠組みを構築せねばならないと指摘しました。

また、回答者の83.4%は、中国がAPECの持続可能な発展を推進する中で果たしてきた顕著な貢献を積極的に評価しました。

同調査はCGTNと中国人民大学が連携して、APECの15の加盟経済体の4048人から回答を得たものです。(c)CGTN Japanese/AFPBB News