NBA、ロサンゼルス・レイカーズの売却を承認
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【10月31日 AFP】米プロバスケットボール協会(NBA)の理事会は30日、ロサンゼルス・レイカーズの売却を正式に承認した。取引額は100億ドル(約1兆5400億円)で、北米スポーツチームに提示された史上最高額となっている。
買収したのは億万長者でチームの少数株主だったマーク・ウォルター氏で、NBAによると、レイカーズのオーナーを務めるバス一家からの過半数株式の譲渡は「間もなく」完了する見込みだという。
ウォルター氏は、持株会社TWGグローバルの最高経営責任者(CEO)で、米大リーグ(MLB)のロサンゼルス・ドジャースや米女子プロバスケットボール(WNBA)のロサンゼルス・スパークスといった複数のプロスポーツチームを傘下に持ち、サッカーイングランド・プレミアリーグのチェルシーのオーナーグループにも名を連ねている。
レイカーズは今年6月、ウォルター氏が1979年からチームを支配してきたバス家のジーニー・バス氏と売却合意に達したことを発表していた。
NBAによると、バス氏は今後「少なくとも5年間」はレイカーズの代表者として留任することになるという。
レイカーズは1979年、カリスマ的な実業家だったジェリー・バス氏が買収。バス氏の手腕により、球団はNBAを代表する強豪へと成長し、世界的に知られるブランドへと進化した。
バス家の時代にレイカーズは11度のNBA制覇を果たした。マジック・ジョンソン氏の所属時には「ショータイム」と呼ばれた黄金期を築き、2000年から2002年にはコービー・ブライアント氏を擁して3連覇を達成した。(c)AFP