米、難民受け入れ数を年7500人に大幅削減 南ア白人を優先
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【10月31日 AFP】ドナルド・トランプ米政権は30日、1年間に受け入れる難民数を過去最低水準まで大幅に削減し、南アフリカの少数派であるアフリカーナー(オランダ系を中心とする南ア生まれの白人)を優先的に受け入れる計画を発表した。
民主党のジョー・バイデン前政権時には年間10万人以上の難民を受け入れていたが、この新たな政策の下、米国は2026年度(2025年10月1日~2026年9月30日)に受け入れる難民数を7500人に制限する。
ホワイトハウスのメモによると、2026年度の受け入れ枠は「主に南アフリカ出身のアフリカーナーに割り当てられる」が、他に「それぞれの母国で違法または不当な差別を受けたその他の被害者」も受け入れるという。
トランプ氏は、2024年大統領選の選挙戦で数百万人の不法移民を国外追放すると公約。1月には米国の難民受け入れプログラムを停止する大統領令に署名した。
X(旧ツイッター)で、「今やこのプログラムは白人移民の道として利用されることになるだろう」「米国の国際人道支援プログラムの至宝の、なんとも不名誉な転落だ」と述べた。
非営利団体「米国移民評議会」の上級研究員、アーロン・ライクリンメルニック氏は、1980年以降、迫害を逃れてきた200万人以上がこのプログラムを通じて米国に入国したと指摘。
トランプ政権は、難民受け入れ数を大幅に削減するだけでなく、アフガニスタン人、ハイチ人、ベネズエラ人、その他数か国の国民に対する一時保護資格(TPS)剥奪に向けても動いている。
米国は、母国で内戦や災害などが起きたために安全に帰国できない外国人に米国滞在や就労を許すTPSを付与している。(c)AFP