米軍が東太平洋で麻薬密輸船を攻撃、4人死亡と発表
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【10月30日 AFP】ピート・ヘグセス米国防長官は、米軍が29日に東太平洋で麻薬密輸に関与していたとみられる船舶を再び攻撃し、4人が死亡したと発表した。米国による物議を醸す麻薬対策作戦による死者は、これで少なくとも62人となった。
ヘグセス氏はX(旧ツイッター)で、攻撃は公海上で行われたとし、「この船は他の船と同様、われわれの情報機関によって違法な麻薬密輸に関与していると認識されており、既知の密輸ルートを航行し、麻薬を積載していた」と述べた。投稿された映像には、静止していた船が爆発して炎上する様子が映っていた。これまで米政府が公開してきた映像と同様に、船の一部はぼかされており、乗船者数を確認することはできない。
2日前にも、東太平洋では4隻の船が攻撃されて14人が死亡している。
専門家らは、一連の攻撃はたとえ密輸業者を標的にしていたとしても、超法規的殺害に該当すると指摘している。米国はこれまで、標的が麻薬を密輸していた証拠や同国に脅威を与えていた証拠を公開していない。
一方で、ベネズエラのニコラス・マドゥロ大統領は、自国が麻薬密輸に使われたとされる航空機3機を迎撃したと述べ、米国の船舶攻撃と軍事展開をめぐって緊張が高まっている。
ベネズエラ政権は、米国がベネズエラ近海に大規模な軍事力を展開していることに対抗する形で、麻薬対策の成果を強調しようとしている。
米国はこの展開を麻薬対策作戦と位置づけているが、ベネズエラ側はマドゥロ政権打倒を狙った軍事行動の口実ではないかと懸念している。(c)AFP