トランプ米大統領(c)AFP/news1
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【10月30日 KOREA WAVE】韓国の大手自動車メーカー、現代自動車と起亜の2025年7~9月期(第3四半期)業績が大幅に悪化する見通しになっている。特に、米国による25%の高率関税の影響が直撃し、合計2兆4500億ウォンに上る関税損失が発生したと推定されている。

現代自動車は10月30日、起亜は31日にそれぞれ第3四半期の決算を発表する。韓国の金融情報会社「エフアンドガイド」によると、現代自動車の売上高は45兆3484億ウォン、起亜は27兆8746億ウォンと予想され、前年同期比でそれぞれ5.64%、5.11%の増加となる見込みだ。両社の合計売上高は75兆2230億ウォンで、前年比4.2%増とされている。

一方で、営業利益は現代自動車が2兆6747億ウォン、起亜が2兆4095億ウォンと予測され、前年同期比でそれぞれ25.3%、16.4%の減少となる見通しだ。合算では21.3%減の5兆842億ウォンで、これは2022年にエンジン品質問題により多額の費用を計上した第3四半期以来、3年ぶりの低水準。

最大の要因は、米国が韓国製完成車に適用している25%の輸入関税だ。本来、2025年7月に韓米両政府は関税を15%に緩和することで合意していたが、実施が先送りされたままで、現状の高関税が継続している。

韓国の大手証券会社、NH投資証券の分析によると、現代自動車と起亜はこの四半期だけで合計2兆4500億ウォンの関税損失を被ったとされる。現代自動車が1兆2500億ウォン、起亜が1兆2000億ウォンであり、第2四半期(合計1兆6000億ウォン)よりも8000億ウォンほど損失が増加した。これは、前四半期には関税適用前の在庫である程度カバーできたものの、今期は全面的に関税が反映されたためだ。

さらに懸念されているのは、韓米間の関税交渉が長期化する兆しだ。10月29日には慶州でイ・ジェミョン(李在明)大統領とトランプ米大統領による首脳会談が予定されているが、合意に至る可能性は低いと見られている。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News