【11月4日  People’s Daily】「世界人工知能大会・人工知能グローバルガバナンスハイレベル会議」が7月26日、上海市で開幕された。この大会は、習近平(Xi Jinping)主席が提唱した「グローバル人工知能ガバナンスイニシアチブ」を具体化する重要な行動として、世界のAIの発展の知恵とイノベーションの力の結集を目的としている。

「知能時代、地球を共に救う」をテーマとしたこの大会は、科学的知能、人工知能による新型工業の推進など10の重点分野に焦点を当て、AI技術の最先端領域、産業動向、グローバルガバナンスに関する最新の考察と実践を包括的に紹介するものだった。

大会では「人工知能グローバルガバナンス行動計画」が発表され、人工知能によるあらゆる産業へのパワー注入、デジタルインフラ整備の加速、多様で開放的なイノベーションエコシステムの構築、AI能力構築における国際協力の強化など13の分野で具体的な行動を呼びかけ、世界の人工知能の発展とガバナンスの協力推進に向けた合意形成が図られた。

計算機科学分野の最高の栄誉「チューリング賞」受賞者ヨシュア・ベンジオ(Yoshua Bengio)氏が指摘するように、AI製品はグローバルな公共財となるべきである。AI発展の既存の成果を如何に十分に活用し、研究室のパラメータを広く普及し恩恵をもたらす福祉に転換するかは、人類文明の進歩に関わる時代の命題だと言える。
開放・共有、「AIに対する平等な権利」を堅持し、より多くの国や集団が実際にAIに触れ、応用し、その恩恵を受けられるようにし、AIが世界の経済社会発展にパワーを与え、地球規模の課題に対処する潜在力を最大限に解き放つ必要がある。

大会期間中、中国気象局は全国民向けの早期警報システムプラン「媽祖(MAZU)」を正式に発表し、ジブチとモンゴル両国の代表に「MAZU-Urban」都市多種災害早期警報インテリジェントシステムを寄贈した。

スマート養殖技術による増産・収入向上、光と映像の連動プラットフォームによる鉄道安全バリアの構築、オープンソース大規模モデルによるAI技術の普及促進など、中国のAI製品と技術がアジア、アフリカ、南米、欧州などの国や地域で発展に貢献している多様な事例も、大会期間中に集中展示され、関係各方面の注目を集めた。 

中国の「AIプラス」行動の深化に伴い、中国の発展経験と技術製品は世界に恩恵をもたらし続け、AIの「善なる発展」に向けて持続的な原動力を注入している。

グローバルなAI技術のさらなる発展は、開放的で包摂的なイノベーション協力の環境が不可欠である。3000点以上の最先端の展示品が一堂に会し、そのうち100点以上が「世界初公開」「中国初上陸」となる重要な新製品だった。また240のプロジェクトが「卓越AIリーダー賞」にエントリーし、国際的なプロジェクトの割合は17%に達した。

この大会はまさに、関係各方面が新たなブレークスルーや新しい応用分野の交流を行う「対話協力のプラットフォーム」だった。大会では「国際AIオープンソース協力イニシアチブ」が発表され、「グローバル人工知能イノベーション・ガバナンスセンター」の設立が始まり、オープンソースによる技術革新の推進とエコシステムの共同ガバナンスの完全化が目指された。

イノベーションの要素がグローバルネットワークを通して効率的に流通し、深く融合する時、人工知能技術は加速的に進化し、人類の発展に向けてより精密で効果的な解決策を提供するであろう。

中国は開放と共有の精神を堅持し、各国と連携して技術的な関門の解決に挑み、オープンソース化の取り組みを強化し、人工知能の発展がさらに高い水準に到達するよう各国と共同で推進することを望んでいる。

AIは前例のないほどの発展機会をもたらす一方、未曽有のリスクと課題も生み出す。発展と安全のバランスを如何に図るかについては、今後さらなる合意形成と解決策の模索が急務である。

大会期間中、中国は「世界人工知能協力機構」の設立を提唱し、具体的な行動でグローバルサウス諸国の声に応え、デジタルとインテリジェンスの格差の解消に貢献している。中国は常に人工知能のグローバルガバナンスにおける実践派である。

国連総会における「AI能力構築国際協力決議」の合意採択の推進、ザンビアと共同での「AI能力構築国際協力のフレンドシップグループ会議」の開催、国連との共催による「AI能力構築ワークショップ」の実施など、中国は実践的な行動をとっている。

また中国は昨年9月の「国連未来サミット」で採択された国際協定「未来のための協定」ならびにその付属文書「グローバル・デジタル協定」に関する約束を積極的に履行し、世界のAIガバナンス体系の完全化のために知恵と解決策を提供し続けている。

発展と安全の統合的管理を堅持し、各国との連携調整を強化する中国は、関係各国と共に、幅広い合意に基づく人工知能グローバルガバナンスの枠組みとルールの一日も早い形成に向けて、継続的に尽力していく。

「知能時代」において、地球規模での協力こそが、機会を十分に捉え、効果的に課題に対処できる唯一の道だ。中国は常に、人間中心、AIの善なる利用、公平な普及と恩恵、協調と共同ガバナンスといった原則を堅持する。中国は関係各方面と手を携えて、AIのグローバルガバナンスと国際協力の強化を推進し、包摂的で開放的な、持続可能で公平で安全な、信頼できる「デジタルとAIの未来」を共に創造していこうとしている。(c)People’s Daily /AFPBB News