APEC首脳会議期間中、文化遺跡の各所に照明が灯されている(c)news1
APEC首脳会議期間中、文化遺跡の各所に照明が灯されている(c)news1

【10月28日 KOREA WAVE】アジア太平洋経済協力会議(APEC)の最高経営者会議「CEOサミット」が10月27日、フューチャーテックフォーラムから本格的に始動した。世界各国のグローバル企業のトップが一堂に会するこのイベントは、首脳会談に匹敵するほどの注目を集めている。

今回のサミットでは、世界を代表する企業のCEO同士、あるいは企業総帥らによる個別会談が多数予定されている。韓国の大手経済団体・大韓商工会議所とコンサルティング会社デロイトは、このAPEC開催により約7兆4000億ウォン(約8200億円)の経済効果が見込まれると試算。ブランド価値の向上、投資誘致、輸出拡大といった間接的効果だけでも4兆1000億ウォンに達するとされる。

なかでも注目されるのが、米半導体大手エヌビディアのジェンスン・ファン最高経営責任者(CEO)の訪韓だ。AI時代の「皇帝」とも称される人物であり、韓国企業との面会により、米国と台湾主導のAIエコシステムにおける韓国の役割が拡大することへの期待が高まっている。

APEC CEOサミットには、21の加盟国中16カ国の首脳級関係者、1700人超のグローバルCEOが参加している。参加者には、フアンCEOのほか、米アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)のマット・ガーマンCEO▽米金融大手シティグループのジェーン・フレーザーCEO▽米製薬・医療機器大手のジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)のホアキン・ドゥアトCEO▽中国の車載電池最大手・寧徳時代新能源科技(CATL)の曽毓群(ロビン・ゼン)会長▽中国ネット通販最大手アリババの呉泳銘(エディー・ウー)CEO▽TikTokの周受資(ショウ・チュウ)CEO――ら、まさに「ビッグショット」が顔を揃える。

韓国からも、イ・ジェヨン(李在鎔)サムスン電子会長▽チェ・テウォン(崔泰源)SKグループ会長▽チョン・ウィソン(鄭義宣)現代自動車グループ会長▽ク・グァンモ(具光謨)LGグループ会長らが慶州に集結。さらに、ロッテグループのシン・ドンビン(辛東彬)会長、新世界グループのチョン・ヨンジン(鄭溶鎮)会長ら、韓国財界を代表する経営陣が総出動している。

注目の「半導体会談」として、フアンCEOとイ・ジェヨン会長、チェ・テウォン会長による会談が予定されており、チョン・ウィソン会長との面談も期待されている。

また、ソフトバンクの孫正義会長との会合も焦点のひとつ。孫会長率いるソフトバンクは、OpenAIやオラクルとともに米国で5000億ドル規模のAIインフラ「スターゲートプロジェクト」を推進しており、サムスンやSKもOpenAIとの連携を強化中だ。今回の会談で投資計画が具体化される可能性がある。

電気自動車のバッテリー分野でも動きがある。チョン・ウィソン会長は、世界最大のバッテリーメーカーである中国CATLの曾毓群会長と会談する見通しであり、SKグループやLGグループとの素材供給協議も進むとみられている。流通業界のシン・ドンビン会長やチョン・ヨンジン会長も、グローバル企業との面談を予定している。

また、チョン・ギソン(鄭基宣)HD現代会長は、APEC CEOサミット「フューチャーテックフォーラム:造船」セッションで基調講演に臨み、注目を集めた。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News