トランプ大統領「北朝鮮の金正恩総書記と会えたら本当にうれしい」…訪韓延長にも言及
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【10月28日 KOREA WAVE】トランプ米大統領が10月27日、北朝鮮のキム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党総書記との会談に再び意欲を示した。マレーシアから日本へ向かう大統領専用機「エアフォースワン」内で記者団の質問に答え、「私は彼とよくやってきた。彼を好ましく思っており、彼も私を好いていた。もし会いたいと思うなら、私は韓国にいる予定だ」と語った。
トランプ氏は「北朝鮮から何か返答はあったか」との問いには、「連絡はないが、私は彼に会いたい」と明言。さらに「会うために日程を延ばす可能性があるか」と問われると、「考えていなかったが、たぶんそうするだろう。彼が近くで会いたいなら、私は韓国にいるからすぐ行ける」と訪韓延長の可能性にも言及した。
会談の議題として何を提示するのかという質問には、「われわれには対北朝鮮制裁という非常に大きなカードがある。それは交渉の出発点として十分な材料だ」と述べた。
トランプ氏は「彼(キム総書記)が望むなら、私は本当に会いたいし、喜んで会う」と語り、北朝鮮からの意思表示次第で訪韓日程を柔軟に対応する構えを見せた。
トランプ大統領は24日、アジア歴訪の初訪問先であるマレーシアに向かう機内でも、キム総書記との会談の可能性に言及しており、「彼も我々がそこに行くことを知っている」と発言。また北朝鮮を「一種の核保有国」と表現し、融和的な姿勢もにじませた。
トランプ大統領の韓国滞在中に、非武装地帯(DMZ)の板門店でキム総書記との電撃会談が再び実現するのではという観測も浮上している。今回の発言は、北朝鮮側が会談を希望すれば訪韓スケジュールの延長も辞さないという強いメッセージと受け取られている。
ただし、現時点で北朝鮮からトランプ氏との会談に応じる具体的な動きは確認されていない。北朝鮮側の応答次第ではあるが、今回の訪韓を機に両首脳の再会談が実現するかは依然として不透明だ。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News