【10月27日 AFP】ドナルド・トランプ米大統領は27日、2期目の任期終了後に副大統領としてホワイトハウスにとどまる考えないことを明らかにした。一部の支持者からは、副大統領としてホワイトハウスにとどまることで、任期の制限を回避できるとの声が上がっている。

合衆国憲法では、大統領の任期を2期に制限しており、トランプ氏は1月に2期目を開始した。

マレーシアから日本に向かう大統領専用機「エアフォースワン」内で、次期副大統領としてホワイトハウスに残る考えについて記者団から質問されたトランプ氏は「それは可能だ」と述べたが、「だが、それはあまりにも小賢しい。それは正しくない」と続け、副大統領職への意欲を否定した。

しかし、憲法が3期目を禁じているにもかかわらず、トランプ氏は、大統領を継続してほしいという支持者からの声について繰り返し触れている。最近では、大統領執務室の机に「トランプ2028」と刻まれた赤い帽子が置かれていた。

現在、支持者の間で広まっている案では、J・D・バンス副大統領が2028年の大統領選でトランプ氏とともに出馬し、バンス氏が勝利した直後に辞任することで、副大統領のトランプ氏が大統領に再度就任できるとの考えが示されている。(c)AFP