【10月27日 AFP】中国の王毅外相は27日、首都北京で開かれたフォーラムで「多極化する世界が訪れる」と述べ、米政府を暗にけん制した。現在アジア歴訪中のドナルド・トランプ米大統領は今週、中国の習近平国家主席との会談を予定している。

世界の市場関係者は、トランプ政権による広範な関税措置で始まった貿易戦争が、30日に予定される米中首脳会談で収束に向かうかどうかに注目している。

王氏はフォーラムで「経済・貿易問題の政治化、世界市場の人為的な分断、貿易戦争や関税競争に終止符を打つべきだ」と訴えた。

また、「頻繁に合意から離脱し、約束を反故にしながら、熱心にブロックや派閥を形成することは、多国間主義に前例のない挑戦をもたらしている」とも指摘したが、特定の国名には言及しなかった。

さらに王氏は「歴史の潮流は逆行できず、多極化した世界が到来している」と強調した。

26日にアジア歴訪を開始したトランプ氏は、最終訪問地の韓国で習氏と会談する予定。これは、米大統領が1月に2期目の任期を開始して以来、両首脳の初の対面会談となる。

米国のスコット・ベセント財務長官と中国の何立峰副首相は、11月1日に発効予定の中国からの輸入品に対する100%の追加関税を回避するため、2日間の通商協議を行った。中国商務部の李成剛副部長によると、協議では「予備的な合意」に達したという。

ベセント氏は米ABCに対し、追加関税が事実上回避されたことを明らかにし、レアアースと米国産大豆の輸出をめぐって合意に達したことを示唆した。(c)AFP