渦中のアンドルー英王子、王室邸宅から退去も
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【10月27日 AFP】スキャンダルに揺れるアンドルー英王子(65)は、住居問題や爵位をめぐる議論の渦中に置かれ、26日には30部屋ある王室邸宅「ロイヤル・ロッジ」からの退去についてチャールズ国王と協議していると報じられた。
少女らへの性的人身取引の罪で起訴され勾留中に自殺した米富豪ジェフリー・エプスタイン元被告を告発した女性から、新たに非難されたことを受け、ここ数日はウィンザー城の広大な敷地内にある長年の住まいから、チャールズ国王が弟アンドルー王子を退去させるのではないかとの臆測が高まっている。
週末には英メディアがロンドン西部にあるウィンザー城の入り口で生中継を行い、アンドルー王子にとっては屈辱的となる新たな展開を見守っていた。
一方で、アンドルー王子が「ヨーク公」の称号を使用しないと表明したにもかかわらず、正式に爵位を剥奪するための議会動議を求める声が一部の議員から上がっている。王族の行動について下院で討論が行われれば、現代英国では前例のない事態となる。
こうした動きは、エプスタイン元被告の被害者であるバージニア・ジュフリーさんの回顧録が出版されてからの数日間で起きた。ジュフリーさんはその中で、17歳だった時を含めアンドルー王子と3回性行為をさせられたとする衝撃的な詳細を改めて主張した。
アンドルー王子は、ジュフリーさんの告発を繰り返し否定し、数百万ドルの和解金を支払って裁判を回避した。
英紙タイムズは21日、アンドルー王子が元妻セーラ・ファーガソン元妃と共に暮らした「ロイヤル・ロッジ」の家賃を20年間支払っていなかったと報じた。これを受けてチャールズ国王とアンドルー王子の間で、邸宅からの退去をめぐる協議が続いていると、英各紙が報じている。サンデー・タイムズによれば、アンドルー王子は金銭的補償と代替住居の提供を条件に退去に応じる可能性があるという。
英国会では、自由民主党が議会での議論を要求。党関係者はAFPに対し、「アンドルー王子のロイヤル・ロッジでの居住から公爵位まで、議会がこれを適切に精査できるようにするために、すべての選択肢を検討する必要がある」と述べた。
「この問題については国王に導かれるのが正しい。仮に議会が行動しなければならない場合、宮殿と手を携えて行えることを望む」(c)AFP