イスラエル 停戦後もガザでの治安維持主導を強調
発信地:エルサレム/中東・アフリカ
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中東・北アフリカ
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【10月27日 AFP】イスラエルは26日、国際治安部隊展開を想定した米国の仲介による停戦合意に応じたにもかかわらず、パレスチナ自治区ガザ地区内の治安維持を引き続き担うと強調した。
ベンヤミン・ネタニヤフ首相は閣僚に対し、敵への攻撃の場所とタイミング、停戦監視のためにどの国に軍隊を派遣することを許可するかは、イスラエルが決定すると述べた。
ネタニヤフ氏は「イスラエルは独立国家である。われわれは自らの手段で自衛し、自らの運命を決定し続ける」とし、「この件について他者の承認を求めることはない。われわれが治安を掌握している」と述べた。
米国が仲介した停戦合意では、イスラエル軍がイスラム組織ハマスとの2年におよぶ激しい戦闘を終えて撤退した後、主にアラブ・イスラム諸国から構成される国際部隊がガザ地区の治安維持を担うことになっている。
しかし、イスラエルはトルコの関与を一切認めておらず、連立政権内の強硬派から停戦合意そのものを批判されているネタニヤフ首相は、26日の閣議で強硬な姿勢を示し、「イスラエルが受け入れ不可能な部隊を決定することを明確にした」と述べている。(c)AFP