【10月24日 AFP】ドナルド・トランプ米大統領は23日に公開された米誌タイムのインタビューで、イスラエルが占領するパレスチナ自治区ヨルダン川西岸を併合すれば、米国からの重要な支援を失うことになると述べた。

タイムによると、インタビューは10月15日に電話で行われたもので、J・D・バンス米副大統領とマルコ・ルビオ米国務長官が併合に警告を発した直後に公開された。

イスラエルがヨルダン川西岸を併合した場合、どのような結果になるかと問われると、トランプ氏は、「そんなことは起こらない。私がアラブ諸国に約束したのだから、起こらない。今そんなことはできない。われわれはアラブ諸国から多大な支援を得てきた」「そんなことが起きれば、イスラエルは米国からの支援をすべて失うことになる」と答えた。

トランプ氏はまた、サウジアラビアが年内にイスラエルとアラブの関係正常化を仲介した「アブラハム合意」に年内に参加するとの考えを示した。

サウジアラビアがアブラハム合意に年内に参加すると思うかとの質問に対し、トランプ氏は「イエス、そう思う」と答えた。

さらに、イスラエルによるパレスチナ自治区ガザ地区での紛争と、米軍が核施設を攻撃したイランの核開発計画に言及し、「彼らには問題があった。ガザ問題とイラン問題だ。今や二つともなくなった」と続けた。

トランプ氏はここ数日、自らが仲介した脆弱(ぜいじゃく)なガザ停戦を強化するため、高官をイスラエルに次々と派遣している。

だが、バンス副大統領が3日間の訪問を終え、ルビオ国務長官が到着した頃、イスラエル国会(クネセト、120議席)は22日、占領するパレスチナ自治区ヨルダン川西岸の併合に関する二つの法案について第1読会の採決を行い可決した。これは、ヨルダン川西岸併合への道を開くものだ。

これに対しバンス氏は、「非常に愚かな政治的行為だ。個人的には侮辱されていると感じる」と述べた。

ルビオ氏は米首都ワシントンを出発する際、イスラエルに対しヨルダン川西岸の併合について警告し、イスラエル国会の措置と入植者による暴力がガザ停戦を脅かしていると述べた。(c)AFP