【10月23日 AFP】台湾農業部は23日、台中の養豚場でアフリカ豚熱(ASF)で死んだとみられる豚が初めて確認されたことを受け、同じ養豚場の豚195頭を殺処分したと発表した。ほかの地域での感染は確認されていないという。

アフリカ豚熱ウイルスは人には感染しないが、豚にとっては感染力が非常に高く、致死率も高い。感染が拡大すれば、豚肉産業に壊滅的な影響を与えるおそれがあると専門家は指摘している。

杜文珍常務次長は、感染例が確認された台中市で記者会見し、「これまでのところ、他の地域では異常は確認されていない」と述べた。

農業部によると、台中市梧棲区の養豚場で見つかった豚の死骸から陽性反応が出たため、195頭を殺処分した。台中当局は、同農場から市場に販売された28頭の豚の行方を追跡している。

同部は、感染拡大を防ぐために3キロの「管理区域」を設け、島内での豚の輸送とと畜を5日間禁止したと説明した。

頼清徳総統はフェイスブックへの投稿で「パニックにならないように」と呼びかけ、地方自治体や畜産団体、養豚業者に「高度な警戒」を求めた。(c)AFP