【10月23日 AFP】ドナルド・トランプ米大統領は22日、ロシアの石油大手ロスネフチとルクオイルに制裁を科すと発表するとともに、ウクライナ紛争終結に向けたロシアのウラジーミル・プーチン大統領との交渉が「進展していない」と不満を表明した。

トランプ氏は数か月にわたり対ロシア制裁強化を先送りしてきたが、ハンガリーの首都ブダペストでプーチン氏と首脳会談を行う計画が頓挫したことで、堪忍袋の緒が切れたようだ。

トランプ氏は大統領執務室でAFP記者の質問に対し、「ウラジーミルと話すたびに良い話し合いができるのに、その後は進展がない」「全く進展しない」と答えた。

だがトランプ氏は、ロスネフチとルクオイルに対する「大規模な制裁」が短期間で終わることを期待すると付け加え、「われわれはこの戦争が解決することを願っている」と述べた。その場には北大西洋条約機構(NATO)のマルク・ルッテ事務総長も同席していた。(c)AFP