【10月22日 AFP】ウクライナの首都キーウと周辺地域で22日、ロシア軍による夜間攻撃により少なくとも6人が死亡した。当局は先の発表で2人が死亡したとしていた。エネルギーインフラも損傷を受け、多くの地域で緊急停電が実施された。

ウォロディミル・ゼレンスキー大統領はSNSへの投稿で「ロシアが戦争を長引かせることに十分な圧力を感じていないことを示す夜だった」と攻撃を非難。「現在のところ、17人の負傷が確認されており、6人が死亡、その中には2人の子どもも含まれる」と述べた。

これより前に、キーウの軍事行政責任者ティムール・トカチェンコ氏は、首都で2人が死亡したとテレグラムで報告していた。

AFPの記者は夜間に複数の爆発音を聞き、首都上空に煙の柱が立ち上るのを目撃した。

国内のエネルギーインフラも標的となった。エネルギー省は声明で「電力インフラへの大規模なミサイルおよび無人機攻撃により、ウクライナのほとんどの地域で緊急停電が実施された」と発表した。

一方、ロシアは夜間にウクライナの無人機33機を迎撃したと述べたが、実質的な被害は報告されていない。(c)AFP