勤務中に脳出血で死亡した環境美化員、労災と認められず…韓国の裁判所「原因は酒・たばこ習慣」
発信地:韓国
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韓国・北朝鮮
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【10月22日 KOREA WAVE】職場で倒れ、脳出血で死亡した韓国の環境美化員(公的な委託を受けた清掃員)について、原因は過去の飲酒と喫煙の習慣にあるとして労災を認定しない判決が下された。
ソウル行政裁判所はこのほど、遺族が勤労福祉公団を相手に起こした遺族給付金および葬儀費不支給処分取り消し訴訟で、原告敗訴の判決を下した。
この環境美化員は2007年から勤務し、2020年7月早朝、職場の休憩室で倒れて搬送先の病院で死亡した。死因は脳内出血だった。
遺族は勤務中だったことから労働災害と認定するよう求めたが、勤労福祉公団側は「発症前の勤務時間は週36~38時間で、特に業務負担が増加したとは認められない」として却下。これを不服として遺族が訴訟を起こした。
裁判所は、環境美化員が「週4~7日、1日平均で焼酎を3本以上、時には8本飲んでいた」と指摘。加えて2011年時点で35年以上にわたって1日15本のたばこを吸い、その後も1日10本の喫煙を継続していたと認定した。
また、医療鑑定医も「長年の飲酒・喫煙歴を勘案すれば、業務とは無関係に自然経過として脳内出血が悪化した可能性が高い」との意見書を提出した。
判決は「高血圧・脂質異常・喫煙・飲酒は脳内出血のよく知られた危険因子である」と前置きし、急激な業務環境の変化や突発的な状況はなく、勤務時間も急性・慢性過労の基準に達していないことなどから、業務と死亡の間に十分な因果関係は認められないと結論付けた。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News