北朝鮮「暴風軍団」のチョン・ヨンチャン参謀長、初確認…ロシア派兵部隊の実務総責任者か
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【10月22日 KOREA WAVE】北朝鮮がロシアに派兵した部隊の幹部の中で、これまで正体が不明だった人物の身元が初めて確認された。10月10日の労働党創建80周年記念閲兵式で名前が初めて読み上げられた特種作戦軍指揮官チョン・ヨンチャン少将は「暴風軍団」と呼ばれる第11軍団の参謀長であることが分かった。第11軍団は北朝鮮軍のロシア派兵部隊の中核であり、チョン少将が実務全般を統括していた可能性が高いとみられる。
チョン少将は10日夜、平壌・金日成広場で開かれた閲兵式で「ロシア連邦クルスク解放作戦を指揮した」と紹介され、特種部隊の先頭で行進を率いた。
さらに、チョン少将は8月にキム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党総書記から直接、国家表彰を受けていたことも確認された。朝鮮中央テレビは8月21日、国家表彰授与式の模様を放送し、海外作戦部隊など「派兵軍」主要指揮官の一部を公開していた。当時は名前や肩書を明らかにしなかったが、情報当局の分析でチョン少将の名札に「第11軍団参謀長」と記されていたことが分かったという。
北朝鮮軍における軍団参謀長は少将または中将クラスで、軍団長(韓国軍での軍司令官に相当)に次ぐ実務トップの地位にある。したがってチョン少将は、ロシアに派遣された北朝鮮部隊の作戦計画・訓練指揮・部隊管理などを統括したとみられる。
「暴風軍団」と呼ばれる第11軍団は、1969年に創設された特種第8軍団を母体としており、この第8軍団は1968年の「1・21青瓦台襲撃事件」を起こした124部隊を中心に編成された。北朝鮮は1983年に同部隊を「警報教導指導局」へ改編し、複数の特殊部隊を統合した後、段階的に拡大して軍団級組織に昇格させた。
北朝鮮は2024年6月、ロシアと「包括的戦略パートナーシップ条約」を締結。これに基づき同年10月、約1万2000人規模の戦闘兵をクルスク地域に第1陣として派遣し、今年初めにはさらに3000人以上を追加派遣した。両国は4月末、北朝鮮軍のロシア派兵を公表し、キム・ジョンウン指導部の「外交的成果」として大々的に宣伝を続けている。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News