トランプ氏、ウクライナに領土割譲迫る ウクライナ高官
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【10月22日 AFP】ドナルド・トランプ米大統領が17日、首都ワシントンで行われた「緊迫した」会談で、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領に対し、和平と引き換えに東部ドンバス地域(ドネツク、ルハンスク両州)の割譲を迫った。ウクライナ高官がAFPに明らかにした。
ウクライナ高官は、トランプ氏との会談は「容易ではなかった」とし、ロシア・ウクライナ紛争終結に向けた外交努力は「引き延ばされ」「堂々めぐり」しているように感じられたと述べた。
トランプ氏は19日、大統領専用機エアフォース・ワン内で行った発言の中で、ウクライナによる領土割譲には言及しなかった。
トランプ氏は記者団に対し、「私が言いたいのは、彼らは今の戦線で戦闘を停止すべきだということだ。交渉は後でもできる」と語った。
だが、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領の主要要求の一つである、ウクライナが依然として支配している地域からの撤退をトランプ氏がゼレンスキー氏に迫ったかと問われると、ウクライナ高官は、「イエス、その通りだ」と答えた。(c)AFP
