【10月21日 AFP】フランスのニコラ・サルコジ元大統領が21日、EU加盟国の元首として初めて刑務所に収容された。

2007~2012年まで大統領だったサルコジ氏は、2007年の大統領選でリビアの故ムアマル・カダフィ大佐からの資金提供を求める行為での「共謀」が認められるとして、9月下旬に有罪判決を言い渡された。

バイクに乗った警察に護衛されながら、首都パリのラ・サンテ刑務所に入る様子をAFP記者が確認した。施設内部からは「サルコジ、ようこそ!」「サルコジが来たぞ」と叫ぶ受刑者の声が聞こえた。

サルコジ氏は収監直前に「今朝投獄されるのは共和国の元大統領ではなく、無実の男だ」とX(旧ツイッター)に投稿した。

同日早朝、支持者数十人と家族がサルコジ氏宅の外で「ニコラ、ニコラ!ニコラを解放しろ」と声を挙げた。中には同氏の肖像画を掲げる人もいた。サルコジ氏は、歌手で妻のカルラ・ブルーニさんと手をつないで自宅を後にした。

サルコジ氏は、他の受刑者との接触を避けるため、9平方メートルの独房に収容される可能性が高いと刑務所の職員はAFPに語った。独房では1日1回、小さな中庭で1人での散歩が許される。面会は週3回まで可能。

担当の弁護士は、サルコジ氏の釈放を求める申請が直ちに提出されたことを明らかにした。(c)AFP