NASA、月探査計画で入札再開の方針 スペースXの遅延受け
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【10月21日 AFP】米航空宇宙局(NASA)は、人類の月面着陸を再び目指す計画について、入札を再開する方針を明らかにした。イーロン・マスク氏の宇宙企業スペースXと他社との競争を狙ったもので、NASAの長官は20日、「スペースXは遅れている」と指摘した。
NASAの長官代行を務めるショーン・ダフィー運輸長官は米FOXニュースのインタビューで、「米国の企業による、誰が最初に私たちを月に戻すことができるかを競う宇宙レースが始まるだろう」と語った。「その契約を開放するプロセスを進めているところだ。ブルー(・オリジン)のような企業が関与するのを目にするだろうし、他の企業も参加するかもしれない」
ブルー・オリジンは米アマゾン創業者のジェフ・ベゾスが設立したスペースXのライバル企業で、数十億ドル規模のアルテミス計画の5回目のミッションに関する契約を締結している。
ダフィー氏は「スペースXは素晴らしい企業だ。問題は、彼らが遅れていることだ。スケジュールが後ろ倒しになり、我々は中国との競争に直面している」と述べ、「大統領と私は、大統領の現任期中に月に到達したいと考えている。そのため、契約を開放するつもりだ」と続けた。
NASAのアルテミス計画は、人類を再び月に送り込むことを目指している。一方、中国は遅くとも2030年を目標とした有人月面着陸計画を進めている。(c)AFP