【10月21日 AFP】ドナルド・トランプ米大統領は、その型破りなスタイルからしばしば「政治の破壊者」と呼ばれてきたが、今や文字通りホワイトハウスの一部を破壊し始めた──。

イーストウィングの一部解体工事が20日、開始された。トランプ氏は、2億5000万ドル(約380億円)を投じて新たに建設する巨大な舞踏室の工事が正式に着手されたことを発表した。

AFP記者によると、現場では重機がイーストウィングの外壁を崩し、壊れた石材や瓦礫、鋼線が入り乱れていたという。

トランプ氏は自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」に「ホワイトハウス敷地内で、新しく大きく美しい『ホワイトハウス・ボールルーム』の建設が始まったことを喜んでお知らせします」と投稿。「このプロセスの一環としてイーストウィング全体が近代化され、完成すればこれまで以上に美しくなるだろう」と述べた。

イーストウィングは、伝統的に米国のファーストレディが執務室を構える区域で、大統領はウエストウィングで執務を行う。

増設工事についてトランプ氏は、大規模な国賓晩餐会や、現在はテントで行われている他のイベントを開催するために、約9万平方フィート(約8400平方メートル)、収容人数1000人のボールルームが必要だと説明している。

ホワイトハウスでは先週、このボールルーム建設の資金を寄付した支援者を招いて華やかなディナーが開かれた。出席者には、アマゾン、アップル、メタ、グーグル、マイクロソフト、パランティアといったテック企業や、防衛大手ロッキード・マーティンの代表者が含まれていた。これらの企業はいずれも政府との重要な契約や取引を持つ。

建設費用についてトランプ氏は「ホワイトハウスのボールルームは、多くの寛大な愛国者、偉大な米国企業、そして私自身の資金によって建設されている」とし、「このボールルームは今後、何世代にもわたって喜んで使われることでしょう!」と続けた。

トランプ氏は1月の再就任以降、ホワイトハウスの「改装」を進めており、その中には大統領執務室を金色の装飾で覆うことや、ローズガーデンを舗装することなども含まれている。

さらに、首都ワシントンに巨大な凱旋門を建設することも示唆しており、AFPがこの構想を最初に報じた後は「トランプの凱旋門」と呼ばれるようになった。(c)AFP/Danny KEMP