ゼレンスキー氏、米ロ首脳会談同席に意欲 ハンガリー開催には苦言
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【10月20日 AFP】ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は20日、ハンガリーで開催が予定されている米ロ首脳会談に、招待されれば参加する意向を示した。
ウクライナ紛争の終結に向けた仲介に意欲を見せるドナルド・トランプ米大統領は、ハンガリーの首都ブダペストで今後数週間以内に、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領と会談する可能性があるとしている。
ゼレンスキー氏は「もしブダペストに招待されるなら――それが三者会談、あるいはいわゆるシャトル外交の形式で、トランプ大統領がプーチン氏と会い、私とも会うという形でも――いずれの形式であっても応じる意向がある」と述べた。これは20日に公表された記者団への発言で明らかにしたもの。
一方で、欧州連合(EU)加盟国の中で最もロシア寄りとみられるハンガリーを会談場所に選んだことを批判した。
ゼレンスキー氏は、ハンガリーのオルバン・ビクトル首相について「あらゆる場面でウクライナを妨害する首相が、ウクライナ人のために前向きなことをするとも、バランスの取れた貢献をするとも思えない」と指摘した。
ウクライナ政府はこれまで、トルコ、スイス、バチカンなど中立の場で三者会談を開く用意があると表明してきた。(c)AFP
