第10回世界伝統武術選手権大会が開幕=中国四川
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【10月21日 CGTN Japanese】第10回世界伝統武術選手権大会が10月16日、中国西部の四川省峨眉山市で始まりました。54の国と地域から来た5092人の選手が峨眉山のふもとに集まり、熱戦を繰り広げました。
世界伝統武術選手権は2年ごとに開催される世界武術界で規模が最大、レベルが最高、影響力が最大の大会です。今大会は中国国内の選手と海外からの選手の2つのグループに分けて行われます。個人戦、団体戦があり、太極拳や南拳などの伝統的な拳術および刀、剣、鞭など伝統的な武具を使う多くの種目に分類されます。選手は10月17~19日に会場である四川国際観光取引博覧センターで激しい攻防戦を繰り広げ、観客に素晴らしい武術の祭典を届けました。
国際武術連合会は同大会の開幕式で、武術の普及に大きな貢献をしたジェット・リー(李連傑)と呉京の俳優二人に栄誉賞を授与しました。また、呉京はジェット・リーから大会のイメージキャラクターを引き継ぎました。
大会の開催地である峨眉山市は世界遺産の複合遺産に登録されており、中国の国家級無形文化遺産の代表例の一つである峨眉武術の発祥地でもあります。峨眉武術は約3000年の歴史がある中華武術の三大流派の一つで、発展の過程を通じて68の流派と1942の技法と型が編み出され、「剛柔相済、内外兼修(剛と柔の相互補完、内面と身体の修練を兼ねる)」と呼ばれる独特な体系が形成されました。現在では100以上の国と地域からの多くの武術愛好者がその名声を慕って師を求め、技を学んでいます。(c)CGTN Japanese/AFPBB News