世界平和統一家庭連合(旧統一教会)のハン・ハクチャ総裁(c)news1
世界平和統一家庭連合(旧統一教会)のハン・ハクチャ総裁(c)news1

【10月20日 KOREA WAVE】韓国の特別検察チームは世界平和統一家庭連合(旧統一教会)のハン・ハクチャ(韓鶴子)総裁が教団資金5億ウォン余りを横領し、個人的に使用する高額の宝石やブランド品を購入したとする内容を起訴状に明記した。特検はまた、ハン・ハクチャ氏が政治家らに金品を提供しようとした疑いもあるとみている。

起訴状の内容は10月18日に明らかになった。それによると、ハン・ハクチャ氏は特定経済犯罪加重処罰法違反(横領)などの罪で起訴された。特検チームの調査によれば、2022年5月9日、教団元本部長・ユン・ヨンホ氏の妻が、当時のチョン・ウォンジュ秘書室長に「ハン・ハクチャ氏に渡す4億2000万ウォン相当のブローチとイヤリングの代金を宝石店に支払うように」と指示したという。

妻は自らの資金でその費用を立て替えた上で、教団の主要行事関連経費であるかのように証憑書類を提出し、教団から資金を補填されたとされる。特検は、同様の手口で2022年8月から翌年5月までに総額5億3400万ウォンを教団資金として不正に返還を受けたと判断している。

さらに特検は、教団が信者の献金で設立した「天勝基金」と「統一基金」の一部を会計処理せず、ハン・ハクチャ氏に上納していたとみている。これによる横領額は約5億ウォンに上るという。

また、宣教活動費に関連した別の横領も確認された。妻は架空の海外牧師名簿を作成し、「2027プロジェクト支援金」名目で69万8600ドルを捻出し、秘書室長に渡したとされる。

特検によると、ハン・ハクチャ氏や教団関係者は、当時のユン・ソンニョル(尹錫悦)大統領や与党だった「国民の力」の有力政治家、クォン・ソンドン(権性東)議員、ユン・ソンニョル氏の妻キム・ゴニ(金建希)氏らに対し、宗教的影響力や利益拡大を目的に支援を要請していた。そのための金品を教団資金で購入していたと特検は見ている。

特検チームは10月10日、ハン・ハクチャ氏を含む4人を起訴した。初公判は10月27日に開かれる予定。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News