イエメンのフーシ派が国連事務所襲撃、職員20人を拘束
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【10月20日 AFP】国連(UN)のイエメン事務所は19日、イエメンのイスラム教シーア派系反政府武装組織フーシ派がサヌアにある事務所を襲撃し、職員20人が現在も拘束されていると発表した。
18日に同事務所は、フーシ派治安部隊が「無断で施設に侵入した」と述べていた。
現地の国連常駐調整官のジーン・アラム報道官は「国内の職人5人と国際職員15人が施設内で拘束されたまま」だと述べた。
国連は現在、地元当局、関係加盟国、イエメン政府と連携し、「この深刻な事態を速やかに解決し、全職員の拘束を解除し、サヌアの施設の完全な管理権を回復する」よう努めているという。
18日夜にAFPの取材に匿名で応じた国連関係者は、国連児童基金(ユニセフ)のイエメン代表ピーター・ホーキンス氏も拘束者の中に含まれていると明かした。
フーシ派はすでに8月31日にもサヌアの国連事務所を襲撃し、11人以上の職員を拘束していた。
当時、フーシ派幹部はAFPに、拘束された職員らが米国とイスラエルのためにスパイ活動をしていた疑いがあると語っていた。(c)AFP