【10月20日 AFP】イスラエルは19日、自軍兵士を標的とした攻撃を受けたと主張し、イスラム組織ハマスの拠点に対する空爆を実行した。その後、パレスチナ自治区ガザ地区での停戦を再開したと発表している。

ハマスの管轄下にあるガザの民間防衛隊によると、イスラエルの攻撃により少なくとも45人が死亡した。イスラエル軍は死傷者数については調査中としている。

イスラエル軍によると、空爆は「停戦の明白な違反」に対する報復として開始されたもので、「ガザ地区南部のハマスのテロ目標に対する一連の攻撃を開始した」としている。

イスラエル軍は「ラファでテロリストが対戦車ミサイルを発射し、IDF(イスラエル国防軍)部隊に発砲した」と述べ、戦闘機と砲撃による空爆で応じたとした。

ハマス側はこれを否定しており、ある幹部はイスラエルが戦争再開の「口実をでっち上げている」と非難した。

また治安当局者がAFPに語ったところによると、停戦違反のためイスラエルがガザへの援助の受け入れを停止しているという。(c)AFP