【10月19日 AFP】国際原子力機関(IAEA)は18日、ロシアが占拠するウクライナ南部のザポリージャ原子力発電所の損傷した外部送電線の修復作業が、停戦区域の設置後に開始されたと発表した。

2022年3月からロシア軍が掌握しているザポリージャ原発は、今年9月23日に送電網との接続を失った。送電網からの切断は通算10回目だが、今回は外部電源供給が途絶えた機関が最長となっている。

IAEAは、両陣営が「複雑な修復計画」の実施に向けて同機関と協力したと説明している。

さらにIAEAは作業には約1週間かかる見込みだとし、修復は発電所から数キロ離れた前線の両側で必要とされるとしている。

停電以降、ザポリージャ原発は予備のディーゼル発電機で稼働しているが、IAEAは「原子炉の冷却は継続され、安全は維持されている」と述べた。

紛争開始前、ウクライナの電力の約5分の1を生産していた同原発の6基の原子炉は、ロシアの占拠以降、停止されたままとなっている。しかし、原発は冷却や安全システムを維持するために電力を必要としており、これらが機能しないと原子炉が融解し、核事故を引き起こす危険がある。(c)AFP