イスラエル軍がバスに砲撃、パレスチナ人一家9人が死亡
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【10月19日 AFP】パレスチナ自治区ガザ地区の民間防衛隊は18日、イスラエル軍が17日にバスを砲撃してパレスチナ人の一家9人を殺害したと発表した。
民間防衛隊のマフムード・バッサル報道官はAFPに対し、「子供4人と女性2人を含む殉教者9人の遺体を収容した。イスラエル占領軍が、彼らが乗っていた車両をゼイトゥーン地区で直接攻撃した」と述べた。
攻撃の激しさにより、子ども2人の遺体がいまだ見つかっていないという。
親族の一人は、「娘とその子どもたちと夫、息子とその子どもたちと妻が殺された」と語り、「彼らは何をしたというのか? 停戦など存在しない」と述べた。子どもたちは2歳から12歳だったという。
イスラエル軍は、イスラム組織ハマスとの停戦合意下で部隊が配置されている「イエローライン」を越えた車両を標的にしたと認めた。
声明では「部隊は不審な車両に警告射撃を行ったが、車両は部隊に向かって接近し続け、差し迫った脅威となったため、合意に基づき脅威を排除するため発砲した」と説明している。
イスラエル軍とハマスの停戦は2週目に入っているが、これまでに複数の事件が報告されており、軍は「イエローライン」に接近・越境した人物に対して発砲していると述べた。(c)AFP