【10月18日 AFP】25-26フィギュアスケートグランプリ(GP)シリーズ第1戦フランス杯は17日、仏アンジェで女子シングル・ショートプログラム(SP)が行われ、17歳の中井亜美が大本命の坂本花織を押しのけ、首位スタートを果たした。

シニアサーキット初挑戦の中井は、ニーノ・ロータ作曲の「道」に合わせた完璧な演技でトリプルアクセルを決めると、ルッツとトウループの連続3回転コンビネーションジャンプを成功させて自己最高の78.00点を記録した。

「ジュニアからシニアに上がって、すごく上手な選手と一緒に滑る機会を楽しみしていました」という中井は、「スコアが出たときはとてもうれしくて飛び上がりました」と語った。

過去2シーズンのGPシリーズで無敗を誇り、世界選手権で3度の優勝を誇る坂本は、76.20点で2番手となった。

3位には73.37点でイザボー・レビト(米国)が続き、住吉りをんが71.03点で4位につけた。フリースケーティング(FS)は18日に行われる。

ペア・SPでは世界王者三浦璃来/木原龍一組が79.44点で首位スタートを果たした。

2位には74.26点でディアナ・ステラト・ドゥデク/マキシム・デシャン組(カナダ)、3位には70.15点でマリア・パブロワ/アレクセイ・スビアチェンコ(ハンガリー)が続いている。(c)AFP