中国国家公務員試験の出願受付開始 3万8000人採用 応募年齢制限を緩和
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【10月20日 CGTN Japanese】中国政府の中央機関とその直属機関による2026年度国家公務員試験の出願受付が10月15日、正式に始まりました。
中国国家公務員局の公式ウェブサイトによると、今期の試験では3万8100人の採用を計画しており、前年度より1600人減少したとのことです。中でも7割以上のポストは末端組織で、主に新卒大学生を対象とし、約2万6000人を採用する計画です。中国国家行政学院の竹立家教授は、「人材を末端組織の第一線に導入することが奨励され、公務員採用の最新動向になっている。社会ガバナンスの観点から言えば、大学生が末端組織で鍛えられることを奨励すべきだ」と述べました。
また今回の採用試験では、受験者の年齢が18歳以上38歳以下とされ、2026年卒業予定の修士課程・博士課程在籍者については、年齢上限が43歳以下まで引き上げられたことも分かりました。専門家は、この措置に基づき、より多くの人材に受験の機会が与えられ、豊かな社会経験と専門知識を持つ人材が公務員の仲間に加わることで、公務員の組織にさらに多様な社会経験と専門的な視点をもたらすと分析しています。
今回の国家公務員試験の共通科目筆記試験は、11月30日に中国全国の各直轄市、省都、自治区の首府および一部の都市で同時に実施される予定です。(c)CGTN Japanese/AFPBB News