ロシア国営メディアの記者、ウクライナの無人機攻撃受け死亡
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【10月17日 AFP】ロシア国営ロシア通信(RIA)の記者が、ウクライナ南部ザポリージャ州のロシア占領地域でウクライナによる無人機攻撃を受けて死亡した。RIAが16日、伝えた。
RIAは、「RIAの従軍記者イワン・ズーエフ氏がザポリージャ州で死亡し、同僚のユーリ・ボイトケビッチ氏が重傷を負った」と報道。
ズーエフ氏は「取材中にウクライナの無人機による攻撃を受けて」死亡したと補足した。
ズーエフ氏は長年RIAに勤務し、ロシアの数々の賞を受賞していたという。
RIAによると、ロシア外務省はズーエフ氏の死に哀悼の意を表し、ボイトケビッチ氏の早期回復を願った。
ウクライナ紛争では、2週間前にフランス人フォトジャーナリストのアントニ・ラリカン氏が、ウクライナ東部ドネツク州の前線付近での取材中に死亡したばかり。ウクライナ人の同僚、ゲオルヒー・イワンチェンコ氏も同じ攻撃で負傷した。
人権団体によると、ロシアが2022年2月に全面侵攻を開始して以来、ウクライナでは20人近くのジャーナリストが殺害されている。
その中には、2023年にロケット弾攻撃で殺害されたAFPのビデオジャーナリスト、アルマン・ソルディン氏も含まれている。(c)AFP