【10月18日 東方新報】国務院新聞弁公室は13日、2025年前三四半期(1〜9月)の中国の輸出入状況に関する記者会見を開いた。税関総署の王軍(Wang Jun)副署長によると、今年1〜9月の民間企業による輸出入総額は19兆1600億元(約409兆3399億円)で、前年同期比7.8%の増加となった。このうち、輸出は8.8%増、輸入は5.9%増だった。

王軍副署長は、民間企業の特徴と強みについて、次の三点にまとめて説明した。

一つ目は、外貿を支える「主力」であることだ。

今年第3四半期まで、民間企業の輸出入は22四半期連続で前年同期比増加を続けている。特に今年は、外部環境の複雑化による厳しい課題に直面しながらも、民間企業の輸出入の伸び率は依然として全体を上回っている。1〜9月期において、民間企業は中国全体の貿易成長を4.3ポイント押し上げ、外貿総額に占める比率は57%に達した。これは前年同期より2ポイント上昇しており、中国の最大の貿易主体という地位を引き続き保っている。

二つ目は、市場開拓の「先陣」であることだ。

1〜9月期、民間企業の輸出入は世界180以上の国・地域に広がり、その伸び率は全体を上回った。輸出面では、東南アジア諸国連合(ASEAN)向けが14%、アフリカ向けが27.3%、中央アジア向けが11.8%と、それぞれ高い伸びを示した。欧州連合(EU)や日本などの主要市場向けでも全体平均を上回る成長を記録している。さらに、民間企業は海外顧客との連携を積極的に進めており、今年は初めてニュージーランドへの新鮮な文旦輸出や、ホンジュラスへの小籠包輸出にも成功するなど、中国特有の農産物や伝統食品の海外市場を広げている。

三つ目は、技術革新の「開拓者」であることだ。

民間企業のイノベーションは依然として旺盛であり、新しい成果が次々と生まれて外貿成長の新たな原動力となっている。1〜9月期、民間企業のハイテク製品の輸出は15.3%増となり、中国全体の同類製品輸出額の54.2%を占め、前年より1.6ポイント上昇した。現在、中国の高級工作機械の約8割、リチウム電池の7割超、医療機器の6割近くが民間企業による輸出だ。巨大なコンテナ船から手のひらサイズの電子端末、産業用設備から「具身型AI(エンボディド・インテリジェンス)」に至るまで、民間企業はあらゆる分野で重要な役割を果たしている。(c)東方新報/AFPBB News