【10月15日 AFP】ドナルド・トランプ米大領は14日、北大西洋条約機構(NATO)加盟国の防衛支出を国内総生産(GDP)比5%とする目標を達成できなかったことへの罰として、スペインに関税を課すことを検討していると述べた。

トランプ氏はホワイトハウスで記者団に対し、「NATOに対して非常に無礼だと思う。実際、彼らの行為に対し、関税という形で貿易上の罰を与えることも検討している。実行するかもしれない」と語った。

トランプ氏は先週、スペインが5%目標を達成できなかったことを理由に、NATOから追放することを示唆していた。

32か国からなるNATO加盟国は6月、トランプ氏の圧力を受け、今後10年間で防衛支出をGDP比5%に引き上げることで合意した。

しかし、昨年NATO加盟国で国防費のGDP比率が最も低かったスペインは、5%目標の達成は不要だと主張した。

ペドロ・サンチェス首相は、スペインは固定された支出目標ではなく、サイバーセキュリティーや環境などを考慮した能力目標を設定すべきだと主張している。

トランプ氏によるNATO追放の脅しを受け、スペイン政府筋は10日、「スペインはNATOの正式な加盟国であり、米国と同様に能力目標を達成している」と述べた。(c)AFP