【10月14日 AFP】ベネズエラは13日、ノルウェーの在オスロ大使館を閉鎖したと発表した。同国の野党指導者、マリア・コリナ・マチャド氏のノーベル平和賞受賞から3日後の発表となった。

ベネズエラ政府は声明で、大使館閉鎖は外交機構の再編の一環だと説明。マチャド氏の受賞については言及していない。

同政府は、オーストラリアの大使館も閉鎖し、一方でジンバブエとブルキナファソに外交拠点を開設した。これらの国々を「覇権的圧力に対抗する戦略的パートナー」と見なしていると声明で述べた。

ノルウェー外務省も同日、在オスロ・ベネズエラ大使館が閉鎖されたと発表。理由は明かされていないとしている。

外務省のセシリエ・ロアン報道官はAFPに「意見の相違はあるが、ノルウェーはベネズエラとの対話継続を模索する」と述べた。

マチャド氏は、2024年の大統領選挙への立候補を阻まれ、現職のニコラス・マドゥロ大統領が反対派の抗議にもかかわらず勝者と宣言された。

マドゥロ氏は12日、ノーベル賞受賞には触れず、マチャド氏を「悪魔の魔女」と呼んだ。これは政府がよく用いる表現だ。(c)AFP